泌尿器科
- 泌尿器科疾患について、こんな症状がありましたらご相談ください。
- 尿に血が混じる血尿を指摘された
- 尿が近い、尿の回数が多い、などの頻尿
- 夜間、何度も排尿で起きる、夜間頻尿とは?
- 尿が漏れる・尿失禁がある
- 尿が出にくい・尿の勢いが弱い・尿をするのに時間がかかる
- 尿がまったく出ない(尿閉)
- 尿が残っている感じがある(残尿感)
- 排尿時に痛がある
- 睾丸(精巣)が腫れてきた・陰嚢(内容)が大きくなってきた
- 勃起力が低下した(ED)
- 尿道口から膿が出る、陰部のかゆみ(性感染症)
- 排尿症状を伴う発熱がある
- 血中PSAが高いと言われた
- 精液が赤くなったり、精液に血液が混じる。
- 性器(亀頭部や陰茎)の異常
- 亀頭や陰茎にイボができた。
- 陰茎が腫れている・陰茎が赤くなっている
- おなか・腰・背中に痛みがある(腰背部痛)
- もしかして性病かも
泌尿器科疾患について、こんな症状がありましたらご相談ください。
尿に血が混じる血尿を指摘された
血尿とは、尿を作る腎臓や尿の通り道で尿に血が混じる事です。
血尿が発見される頻度は年齢とともに増え、男性に比較して女性に多く見られます。
おしっこが赤いなど、尿に血が混じることを目でみて判断できる肉眼的血尿はさらに重要な病気のサインです。その原因はたとえば膀胱癌の85%は肉眼的血尿を契機として発見さます。
また腎癌でも、最近は検診や人間ドックなどで偶然に発見される患者様が増えて、血尿を契機に見つかることも少なくはありません。そのほか、前立腺癌、尿管癌、腎盂癌などがあります。
目でみて尿の色の変化はわからないものの、尿検査にて血が混じっている状態を顕微鏡的血尿といいます。顕微鏡的血尿でも、がんなどの重要な病気の危険信号の場合がありますので注意が必要です。
尿が近い、尿の回数が多い、などの頻尿
頻尿とは、尿が近い、尿の回数が多い、という症状の事です。一般的には、朝起きてから就寝までの排尿回数が8回以上の場合を頻尿といいます。しかし、1日の排尿回数は人によって様々ですので、一概に1日に何回以上の排尿回数が異常とはいえず、8回以下の排尿回数でも自分自身で排尿回数が多いと感じる場合には頻尿といえます。
原因は様々ですが、最近テレビ等でも取り上げられていますが過活動膀胱、尿路感染・炎症、腫瘍、心因性が原因のことが多いです。
過活動膀胱は膀胱に尿が十分に溜まっていないのに、膀胱が自分の意思とは関係なく勝手に収縮するという病気で、急に尿がしたくなって我慢ができず(尿意切迫感)、トイレに何回も行くようになります。加齢による老化現象として起こり、原因が不明な事も多いです。
その他、膀胱炎や前立腺炎などの尿路感染が起こると、膀胱の知覚神経が刺激されて頻尿になります。
膀胱がんの重要な症状は血尿ですが、まれに膀胱がんによる膀胱刺激症状として頻尿がみられることがあります。心因性の場合も頻尿を主訴としますが、夜間寝ている間は頻尿もなく、夜間頻尿は見られないです。やはり心配な時は、泌尿器科などの専門医を受診ください。
夜間、何度も排尿で起きる、夜間頻尿とは?
夜間、排尿のために1回以上起きなければならない症状を夜間頻尿といいます。加齢とともに頻度が高くなります。夜間頻尿は、日常⽣活において支障度の高い症状です。不眠の原因となることが多いです。
夜間頻尿の原因は、大きく分けて、
1)膀胱容量の減少
2)多尿・夜間多尿
3)睡眠障害
に分けられます。これらの3つの原因によって治療法が異なるので夜間頻尿の原因をまずはっきりさせることがとても重要です。
膀胱容量の減少は、少量の尿しか膀胱に貯められなくなるもので、膀胱が過敏になるために起こります。
過活動膀胱や前立腺肥大症、膀胱炎も原因となります。
尿量が多いため夜間頻尿がおきることがあります。特に内科の病気が隠れている場合は、その病気に対する治療が優先されるため、注意が必要です。水分の過剰摂取、尿量を増加させる薬剤を内服したり、糖尿病などの内科の病気によるものがあります。
特に高齢になると眠りが浅くてすぐ目が覚めてしまうために、目が覚めるごとに気になってトイレに行くも場合もあり、頻尿があるから眠れないのか、眠れないから排尿回数がおおくなるのか、診断は困難を呈する場合があります。
排尿回数や習慣を知るために、排尿日誌を用いて、ご自身でも正確にチェックすることが可能です。1回尿量はおおよその目安として200-300mlが正常で、100ml以下であれば十分な尿量を排尿していません。
一般的に、過活動膀胱では、抗コリン薬、β3作動薬を、前立腺肥大症では、α1遮断薬、PDE5阻害薬、5α還元酵素阻害薬を症状に合わせて服用します。泌尿器科医にご相談ください。
尿が漏れる・尿失禁がある
尿失禁とは自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまうことです。40歳以上の女性の4割以上が経験しており、実際に悩んでおられる方は実は大変に多いのですが、恥ずかしいので我慢している方がほとんどです。尿失禁の状態や原因に応じてきちんとした治療法がありますので、我慢せずに泌尿器科を受診しましょう。
尿失禁といっても様々な症状があり、大きく別けると、次の4つに分類されます。
(1)腹圧性尿失禁
(2)切迫性尿失禁
(3)溢流性(いつりゅうせい)尿失禁
(4)機能性尿失禁
1)腹圧性尿失禁
重い荷物を持ち上げたり、走ったりジャンプをした時、咳やくしゃみをした時など、お腹に力が入った時に尿が漏れてしまうのが腹圧性尿失禁です。女性の尿失禁の中で最も多く、週1回以上経験している女性は500万人以上といわれています。これは骨盤底筋群という尿道括約筋を含む骨盤底の筋肉が緩むために起こり、加齢や出産を契機に出現したりします。荷重労働や排便時の強いいきみ、喘息なども骨盤底筋を傷める原因になるといわれています。
2)切迫性尿失禁
急に尿がしたくなり(尿意切迫感)、我慢できずに漏れてしまうのが切迫性尿失禁です。トイレが近くなったり、トイレにかけ込むようなことが起きたりしますので、外出中や乗り物に乗っている時などに大変に困ります。本来は脳からの指令で排尿はコントロールされていますが、脳血管障害などによりそのコントロールがうまくいかなくなった時など原因が明らかなこともあります。しかし多くの場合、特に原因がないのに膀胱が勝手に収縮してしまい、尿意切迫感や切迫性尿失禁をきたしてしまいます。男性では前立腺肥大症、女性では膀胱瘤や子宮脱などの骨盤臓器脱も切迫性尿失禁の原因になります。
3)溢流性(いつりゅうせい)尿失禁
自分で尿を出したいのに出せない、でも尿が少しずつ漏れ出てしまうのが溢流性尿失禁です。この溢流性尿失禁では、尿が出にくくなる排尿障害が必ず前提にあります。排尿障害を起こす代表的な疾患に、前立腺肥大症がありますので、溢流性尿失禁は男性に多くみられます。ほかに、直腸癌や子宮癌の手術後などに膀胱周囲の神経の機能が低下してしまっている場合にもみられます。
4)機能性尿失禁
排尿機能は正常にもかかわらず、身体運動機能の低下や認知症が原因でおこる尿失禁です。たとえば、歩行障害のためにトイレまで間に合わない、あるいは認知症のためにトイレで排尿できない、といったケースです。この尿失禁の治療は、介護や生活環境の見直しを含めて、取り組んでいく必要があります。
尿失禁の検査も色々ありますが、まず問診と診察をおこないますので、泌尿器科医にご相談ください。また、治療についてもご相談ください。
尿が出にくい・尿の勢いが弱い・尿をするのに時間がかかる
排尿症状をきたす原因
「尿が出にくい・尿の勢いが弱い・尿をするのにお腹に力を入れる」などの排尿症状は、膀胱から尿道出口への尿の通過が妨げられる場合(通過障害)、あるいは膀胱がうまく収縮できない(膀胱収縮障害)場合に起こります。通過障害で最も頻度の高いものは男性における前立腺肥大症で、膀胱収縮障害は男女とも神経因性膀胱で起こります。また、膀胱収縮障害は、メタボリック症候群に伴う膀胱の血流障害や加齢による膀胱の老化現象としてみられることもあります。
前立腺肥大症
前立腺が肥大すると尿道を圧迫して、尿の通過障害をきたし、排尿障害を引き起こします。前立腺肥大症は加齢とともに男性の有病率(ゆうびょうりつ)が増加し、70歳代では10人に1人以上が前立腺肥大症と診断されます。
神経因性膀胱
神経因性膀胱とは、神経の疾患により膀胱の運動 をコントロールする神経が障害され、膀胱の働きが障害される状態をいいます。膀胱収縮障害をきたす原因疾患としては、糖尿病、腰部椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄(せきちゅうかんきょうさく)症、子宮がん・直腸がん手術における膀胱への神経の損傷などがあります。膀胱の収縮が障害されるために、うまく尿を出せず、排尿障害を引き起こします。
尿がまったく出ない(尿閉)
尿がまったく出ないという原因は2つ考えられます。一つは、腎臓で正常に造られた尿が膀胱まで運 ばれ貯まってはいるが、排尿しようと思っても出てせない、という状態です。もう一つは腎不全で腎臓で尿が作られないので膀胱機能は正常でも尿は排出されないのです。泌尿器科で対象となる場合は、前者の場合です。これは「尿閉(にょうへい)」とも呼ばれ、通常、患者様は「尿がまったく出ない」という表現をされ、来院されることが多いです。膀胱内に尿が多量にたまっているのに尿がまったく出ない(尿閉)ときには、まず腹部超音波にて膀胱内に尿が充満しているか確認後、緊急処置として尿道からカテーテルを挿入して、膀胱にたまっている尿を排出させる必要があります。尿を完全に排出させたら、すぐにカテーテルを抜いてしまう方法(導尿といいます)と、しばらく尿道にカテーテルを挿入したままにする方法(尿道カテーテル留置といいます)があります。いずれにしても、泌尿器科専門医の診察を受け原因検索をする事をお勧め致します。前立腺肥大症、神経因性膀胱、前立腺癌の進行、大腸がんや子宮がんの手術の後、このような時には、男性も女性も尿閉になることがあります。
尿が残っている感じがある(残尿感)
残尿感とは、おしっこをした後も、「尿が出きっていない感じ」、「尿が残っている感じ」があるという症状です。実際に尿が残っていることもありますし、尿が残っていないのに残尿感を感じることもあります。
残尿感がでてくる病気は?
男性における前立腺肥大症、慢性前立腺炎(30-50歳代の人に見られる病気です)、女性の膀胱炎、間質性膀胱炎、過活動膀胱、でよく見られる症状です。
排尿時に痛がある
最も多くみられる病気は急性膀胱炎です。急性膀胱炎は、女性に多く、頻尿、血尿、排尿時の痛みの3つが特徴的な症状です。多くは排尿の終わりごろに尿道に不快な痛みを感じます(排尿終末時痛)。特に糖尿病などの基礎疾患がなくても、尿道から細菌が膀胱へ侵入することによって起こり、尿検査により炎症細胞(白血球)や細菌が認められますが、抗生剤治療で数日以内に完治することがほとんどです。女性の場合は尿道が約5㎝と短く、尿道口が膣や肛門にも近い、感染を起こしやすいからです。高熱や倦怠感などの全身症状、背部痛などを伴う場合には腎盂腎炎を併発している可能性もあり、重症化するリスクもありますので、すみやかに医療機関を受診することが必要です。
男性では、前立腺炎や尿道炎があります。前立腺炎は尿道から侵入した細菌によって起こる細菌性前立腺炎と非細菌性前立腺炎がありますが、すみやかに医療機関を受診し的確な診断と治療を要します。尿道炎では、排尿時痛は細菌感染や尿道の粘膜に傷がついたことが原因で起こります。尿の出始めに痛む場合は、クラミジア性尿道炎、淋菌性尿道炎などの性感染症が原因であることが多いので注意が必要です。どちらも排尿時に焼けつくような痛みやかゆみ、不快感、尿道から黄色や白色の膿が出て尿が濁る、陰茎部の先にある尿道口が赤く腫れる、頻尿などの症状が現れることが多いですが、中には自覚症状のない場合もあります。特に女性は症状が軽い傾向にあり、気づかないうちに感染が広がるケースも少なくありません。尿道炎は放置すると尿道狭窄となることが多く、排尿に支障をきたすようになるため、早めに専門医を受診したほうがよいでしょう。
睾丸(精巣)が腫れてきた・陰嚢(内容)が大きくなってきた
考えるべき疾患は「陰嚢水腫(いんのうすいしゅ)」ですが、これは陰嚢内(睾丸の周り)に水が溜まる病気です。
小児の一部を除いて、多くの場合原因不明です。
根治するためにはやはり1週間程度の入院による手術が必要でが、針穿刺によって内溶液を吸引したり、吸引後に薬剤を注入して固定するなどの姑息的な治療法もあリます。
基本的には悪性の病気ではありません。超音波検査によって簡単に診断がつきます。
睾丸(精巣)の腫瘍です。
睾丸の痛みを伴う腫大では、感染症(睾丸炎や副睾丸炎)や精索(精巣への血管や精管の束)の捻転(ねんてん・精巣捻転ともいう)を疑います。
感染症では投薬による治療を、精索の捻転では整復術あるいは睾丸の摘除術が行われます。なかでも、精索捻転症では、発症後6-10時間のいわゆるgolden time(回復可能な時間)を過ぎると、整復(手術あるいは用手的に)されても睾丸そのものが壊死していることが多く、捻転が疑われれば早期に手術を受けていただくのが望ましいと考えられています。
勃起力が低下した(ED)
EDとは、勃起障害(Erectile Dysfunction)の略です。
EDは局所だけの疾患ではなく、全身疾患の一つとして考えられます。主な原因としては、加齢、糖尿病、肥満と運動不足、心血管疾患および高血圧、喫煙、テストステロン低下、慢性腎臓病と下部尿路症状、神経疾患、外傷および手術、心理的および精神疾患的要素、睡眠時無呼吸症候群などがあります。
また服用中の薬剤による副作用が原因でEDとなる場合もあります。勃起現象は 陰茎海綿体に血液が流入しそれを溜めて維持することによって膨脹し硬くなり勃起します。
ED改善薬(バイアグラ・レビトラ・シアリスなど)は 陰茎海綿体の血液量を増加させ 勃起を維持させる作用があります。治療効果がうまく出ると精神的な抑うつ気分障害の改善も期待できます。
ED治療薬は偽物が多く正規の薬は医師の処方箋が必要なので、必ず泌尿器科を受診してください。決してインターネット等で購入しないでください。
尿道口から膿が出る、陰部のかゆみ(性感染症)
性行為(オーラルセックスを含む)を通じて起こる感染です。
セックスパートナーの咽頭にこれらの病原菌が潜んでいる事も考えられます。尿道口から膿が出るのは、尿道口から侵入した病原菌が尿道の粘膜に感染して尿道炎を起こしているのが原因です。
以前は性病と言われていました。そのため、感染を予防するにはコンドームの使用がすすめられます。性行為があって2~7日の潜伏期間の後に尿道口から濃い膿が多量に出て、強い排尿痛を認める場合は淋菌による尿道炎(淋菌性尿道炎)が疑われます。
一方、性行為があって1~3週の潜伏期間の後に尿道口からやや水っぽい薄い膿が少量出て、排尿痛が軽い場合は淋菌以外の病原菌による尿道炎(非淋菌性尿道炎)が疑われ、その約半数はクラミジアが原因です。尿道炎の治療には抗菌薬を使用しますが、淋菌とクラミジアに対して使用される抗菌薬の種類が異なりますので、泌尿器科を受診され的確な治療を受けてください。
排尿症状を伴う発熱がある
排尿症状を伴う発熱を認めた場合には、糖尿病、尿路結石、前立腺肥大症などの尿路感染を起こしやすい基礎疾患がもともとある場合があり重症化しやすく、時に命に関わる場合もありできるだけ早く泌尿器科を受診してください。
血中PSAが高いと言われた
PSAが高い場合に考えられる疾患は主に前立腺癌ですが、前立腺肥大症や前立腺炎でも上昇する場合があります。図に示すように、PSAの値が高くなるに従って、前立腺の組織を針で採取して病理所見を確認する前立腺生検によって発見される確率が高くなります。つまり重要なことは、PSAは高いほど前立腺癌の可能性は高くなりますが、前立腺癌だけで高くなるのではないということです。前立腺肥大症や炎症で上昇している場合もありますので、専門家の判断が必要となります。御相談ください。
精液が赤くなったり、精液に血液が混じる。
精液が赤くなったり、精液に血液が混じる。
この病気を血精液症と言います。精液中に血液が混入しているのです。
精液は精子と精嚢及び前立腺の分泌物から成りますが、そのほとんどを占める。
精嚢または前立腺の分泌物の出血が原因と考えられます。原因ははっきりせず特発性とされる場合が多く、おそらく前立腺や精嚢にある微小血管からの出血と考えられます。
尿路系の精査が必要になる病気です。
性器(亀頭部や陰茎)の異常
亀頭や陰茎にイボができた。
尖圭コンジローマは、性行為やそれに類似する行為で、皮膚や粘膜にある小さな傷からHPV(ヒトパピローマウイルス)が感染し、陰茎や陰嚢、外陰部にピンクや褐色の数ミリのイボができ徐々に増大します。男性の多くは亀頭や冠状溝などに発生することが多く、感染後1~3ヶ月程度でイボとして肉眼で確認できるようになりますが、治療をせずに放置するとイボが増加、大型化して治療が難しくなります。コンジローマは性感染症のひとつであるためパートナーの方の治療も必要であり、他の性感染症もチェックしたほうがよいでしょう。コンジローマは主に良性型のウイルスが原因とされていますが、悪性型のウイルスが原因である場合は陰茎腫瘍(がん)に進展することもあるため、厳重な経過観察が必要です。
陰茎が腫れている・陰茎が赤くなっている
亀頭包皮炎,性器カンジダ,性器ヘルペスなどが考えられます。
幼児の場合は亀頭包皮炎などの炎症による腫脹の可能性があります。亀頭包皮炎は、亀頭と包皮の間に炎症が起こり包皮が赤く腫れてしまったり、包皮内に膿がたまったりします。抗生剤の塗り薬や内服薬で治療します。
大人の場合は幼児と同じく亀頭包皮炎の可能性はありますが、性器カンジダや性器ヘルペスなど性感染症の可能性もあり注意が必要です。亀頭包皮炎は塗り薬や内服薬で治療できますが、性器カンジダや性器ヘルペスは性感染症であるためパートナーの検査も必要になります。性器カンジダや性器ヘルペスも塗り薬や内服薬での治療になりますが、再発することもあり、外陰部を清潔に保つことも重要です。
おなか・腰・背中に痛みがある(腰背部痛)
細菌やウイルスなどの微生物が腎臓に感染した腎盂腎炎や尿管が閉塞し、尿の流れが悪くなる腎臓結石や尿管結石、尿管がん、腎盂尿管移行部狭窄症、尿管狭窄、腎臓の動脈の一部が詰まってしまうことで腎臓が壊死してしまう腎梗塞などが疑われます。血尿や発熱症状を伴うことが多いです。
もしかして性病かも
データ参照:厚生労働省ホームページ 性感染症報告数
クラミジア、淋菌、カンジダ、HIV,梅毒など多くの感染症が増加しています。
これらは早期発見、早期治療が必要です。