大阪府茨木市にて泌尿器科・内科診察を行い、近隣への訪問診療も積極的に行っております。

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生活習慣病

生活習慣病

私たちが日々生活する上で、食事・運動・喫煙・飲酒などの生活習慣が原因で発症したり病気が進行したりするさまざまな病気がりあります。これらの病気の総称を生活習慣病と呼びます。日本人の死因の多くを占めています。

以前は「成人病」と呼ばれていましたが、近年は子どもも発症するため「生活習慣病」という名前に改められました。

生活習慣病は死亡リスクだけでなく寝たきりや介護などのリスクも高めます。健康で長生きをするためには生活習慣病の予防が重要です

生活習慣病にはどのような病気がありますか?

厚生労働省のホームページによると生活習慣病は「食習慣・運動習慣・休養・喫煙・飲酒などの生活習慣が病気や進行に関与する疾患の総称」と定義されています。その代表的な生活習慣病として糖尿病・高血圧・脂質異常症があり、これらの病気について簡単にご説明いたします。

健康診断結果

糖尿病

のどの渇く、尿が多い、体がだるく疲れやすいなどの症状が現れます。

糖尿病は、初期の段階では、自覚症状がありません。病気が進行するにつれて自覚症状が現れてきます。

初期の段階では自覚症状がないので、べつに病気じゃないと考え 忙しいから検査を受ける時間がないなど、そのまま放置する人がいます。

それが糖尿病を悪化させる、落とし穴であることを知っていてください。

糖尿病を発病させる誘因は①肥満 ②過食 ③ストレス ④運動不足 ⑤妊娠 ⑤加齢 などが考えられます。

もし、健康診断で血糖値が高いと指摘された場合、医療機関で糖尿病を発症していないかどうか、できるだけ詳しい検査を受ける必要があります。

治療せずにほうっておくと、命にかかわる重い合併症を引き起こすことになりかねません。

検査によって糖尿病を発症していることがわかっても、心配する必要はありません。

早期発見され、適切な治療を行えば多くの場合は、合併症を予防することができます。つまり、早めに検査を受け、糖尿病と診断されたなら早期に治療を受けることが大切です。

一度、下記の様な症状がないか自己チェックしてください。

□体がだるい

□体重の減少がみられる

□のどの渇きがある

□足がつったりする

□目が見えにくくなった

□精力減退がある

□便秘ある

□下痢がある

□立ち眩みがある

□手足の冷えがある

□手足に痛みがある

□手足にしびれがある

□足にむくみがある

□尿が多いその回数も多くなった

□家族に糖尿病の人がいる

上記に当てはまる症状があれば一度医療機関を受診してください。

治療に関して

血糖コントロールの方法は人によって違いますか?

その方の、糖尿病の種類や状態により、違います。糖尿病の血糖コントロールの基本は、まず食事と運動と言われています。

特に、2型糖尿病では、まずは食事療法と運動療法を行い、血糖値を見ながら必要に応じて、飲み薬を使うことが多いです。
薬の種類は、その方の体格(肥満があるかどうか)やインスリンを作る力がどのくらい残っているかなど、一人一人の糖尿病の状態によって決められます。

2型糖尿病であっても、自分で出すインスリンの量が不十分なとき、飲み薬で十分な血糖コントロールが得られない時はからだの外からインスリンを補う注射が必要となることもあります。

1型糖尿病の方は、自分のからだでインスリンを作れなくなるため、インスリン注射による薬物療法が必須です。必要なインスリン治療を継続すれば、食事や運動などを厳しく制限することはありません。

食事では、食後の血糖値の上昇に大きく影響する炭水化物の摂取量に着目するなどの方法もあります(カーボカウント)。
運動については、重い合併症がなく、血糖値が落ち着いていれば、どんな運動をすることも可能です。ただし、運動中の低血糖には十分注意が必要です。
血糖コントロールの方法は、人によって様々です。ご自身の血糖コントロールの方法について、詳しくは主治医や医療スタッフにご確認ください。

出典:日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2019」より

高血圧

高血圧は、喫煙と並んで、日本人の生活習慣病死亡に最も大きく影響する要因です。

もし高血圧が完全に予防できれば、年間10万人以上の人が死亡せずにすむと推計されています。
高血圧自体は、過去数十年で大きく減少しましたが、今なお20歳以上の国民のおよそ二人に一人は高血圧です。

高血圧には本態性高血圧と二次性高血圧とがあります。
二次性高血圧は、甲状腺や副腎などの病気があり、それが原因で高血圧を起こすものをいいます。睡眠時無呼吸症候群でも二次性高血圧を合併します。それに対し、日本人の大部分の高血圧は、それらの原因のない、本態性高血圧です。本態性高血圧は、食塩の過剰摂取、肥満、飲酒、運動不足、ストレスや、遺伝的体質などが組み合わさって起こると考えられています。なかでも、日本人にとって重要なのは、食塩の過剰摂取です。

日本高血圧学会の高血圧診断基準は診察室での収縮期血圧(最大血圧)が140mmHg以上、または拡張期血圧(最小血圧)が90mmHg以上の場合を高血圧と診断します。また自宅で測る家庭血圧の場合は、診察室よりも低い基準が用いられます。 高血圧と診断されたなら、医療機関を受診され医師と相談してください。

降圧目標
出典:日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2019」より

高血圧症の原因

高血圧患者の90~95%は原因が明らかでない本態性高血圧です。

本態性高血圧は、通常30~40歳代で発症し遺伝的傾向しこれに加え、食塩過剰摂取、運動不足、肥満、ストレスなどの後天的な要因により高血圧の発症が促進されます。

高齢者における収縮期高血圧は、おもに加齢に伴う動脈壁弾性の低下に基づき、必ずしも遺伝的傾向は認められません。
原因が明らかでない本態性高血圧に比べ、原因となる基礎疾患や外的要因を有する二次性高血圧の頻度は低いですが、原因に対し外科的、内科的な治療を行うことにより、根治が可能である場合も多いです、診断を的確に行うことが必要です。

降圧目標 左記表を参照してください。

治療

おもな降圧薬としては、サイアザイド系利尿薬、β遮断薬、Ca拮抗薬、ACE阻害薬、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)などが用いられます。
降圧薬の選択に当たっては、高血圧の発症と維持に関与する成因の相互関係とその中で各種の降圧薬が作用する部位を認識することが前提となり、医師は効果的かつ副作用が発現するリスクが少ない降圧薬を優先して投薬します。

脂質異常症

脂質異常症とは、血液中の脂肪分(コレステロールや中性脂肪)が多すぎる、あるいは少なすぎる状態をいいます。以前は高脂血症とも呼ばれていましたが、2007年に日本動脈硬化学会が診断名を「脂質異常症」に改訂しました。

血液中の中性脂肪やLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)が基準値よりも高すぎても、逆にHDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)の値が低すぎても、動脈硬化を引き起こすリスク因子になります。このため、脂質異常症は、心筋梗塞や脳梗塞など、動脈硬化によって発症する可能性のある血管系の病気の引きがねになると考えられています。

原因は

生活習慣

脂質異常症の多くは生活習慣によって起こります。多くは運動不足や偏った食事、肥満などが原因で成人以降に発症します。

体質的な要因

生まれながらの体質的な要因が関係することもあり、他の病気と関係なく発症するものを原発性脂質異常症といいます。遺伝子の異常が原因で血液中にコレステロールや中性脂肪が異常に増えてしまう病気に家族性高コレステロール血症などがあります。

他の病気や薬の影響

他の病気や服用している薬の影響で、血液中の脂質のバランスが悪くなることによって脂質異常症を発症することがあります。他の病気や服用している薬など、なんらかの原因があるものを二次性(続発性)脂質異常症といいます。

脂質異常症と関係がある病気には、糖尿病やその他の内分泌疾患(クッシング症候群・先端巨大症など)のほか、甲状腺機能低下症・肝胆道系疾患・腎臓病(ネフローゼ症候群)などが知られています。また、原因となる薬剤として、ステロイドホルモン、β遮断薬、経口避妊薬などが知られています。 

症状は

脂質異常症は基本的に症状が現れないことが多いです。原発性高脂血症や高コレステロール血症では皮膚に特徴的な黄色腫を生じることがあります。また、眼球に角膜輪と呼ばれる白い輪がみられたり、高カイロミクロン血症による肝腫大がみられたりすることもあります。

脂質異常症をそのまま放置していると、動脈硬化が進み、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの病気を起こしやすくなります。また、中性脂肪の値が高いと、冠動脈疾患・脳梗塞・脂肪肝・急性膵炎などのリスクが高まります。

検査・診断

脂質異常症の診断では、空腹時の血液中に含まれる脂質の値が重要になります。そのため、血液検査を行い、LDLとHDLの2つのコレステロールの値と、中性脂肪の値を測定します。

生活習慣の改善

生活習慣の改善には、禁煙、食生活の内容を見直し、食べ過ぎをやめること、お酒の飲み過ぎを控えること、さらにウオーキングや水泳、ラジオ体操などの有酸素運動を取り入れることが有効です。

薬物治療

薬物治療には大きく2種類の薬があります。1つは、コレステロールの値を下げる薬で、代表例はスタチン系薬とよばれるものです。もう1つは中性脂肪の値を下げる薬で、代表例はフィブラート系薬やエイコサペンタエン酸とよばれるものです。

コレステロール値が高くなる要因となる糖尿病や腎臓の病気がある場合には、原因となる病気の治療も併せて行われます。

予防

脂質異常症を予防するためには食生活などの生活習慣に配慮することが大切です。肉や卵などの動物性脂肪、お菓子やアルコールなどの摂りすぎを控えるようにしましょう。一方、野菜などの食物繊維や青魚、大豆製品は血清脂質値を下げ、動脈硬化の予防にもつながるため、積極的に摂取するようにしましょう。

また、食生活以外の点では適度な運動が効果的です。体を動かすことにより体重管理に効果が期待できるほか、善玉コレステロール(HDLコレステロール)の増加にも役立ちます。


代表的な生活習慣病として糖尿病・高血圧・脂質異常症があり、これらの病気について簡単にご説明いたしました。